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靴用消臭剤に炭が効果的な理由とは?メカニズムを徹底調査 | リビングプロダクツ株式会社

炭は昔から消臭効果を期待できる物質として重宝されてきました。靴用消臭剤として活用したり、冷蔵庫の脱臭剤として使ったりと幅広い用途に活用できます。

基本的に置くだけなので、場所やスペースを問わず色々なところを消臭できるのが特徴です。

そこでこちらでは、靴用消臭剤などに多用されている炭の消臭メカニズムと、消臭効果の持続時間についてまとめました。

靴や冷蔵庫、トイレなどの臭いに悩まされている方は、炭の持つ消臭パワーを学んだうえで、積極的に日常に取り入れてみましょう。

臭い物質を吸着して雑菌の繁殖を抑える!炭の消臭メカニズム

炭は表面にミクロ単位の小さな穴をたくさん持つ「多孔質」で、その穴の面積は、炭1グラムにつきテニスコート約1面分に相当すると言われています。

無数の孔を持つ炭に臭い物質が近づくと、両者の間に互いを引き合う分子間力が働きます。すると臭い物質が無数の孔の中に引き込まれて吸着し、臭いのもとを閉じ込めてしまいます。

特に吸着効率を高めるために、化学的または物理的な処理を施して製造された活性炭は消臭力が強く、市販の脱臭剤や空気清浄機などに用いられています。

◇臭いの元になる雑菌が繁殖しにくい環境を作る

炭の表面にある孔は臭い物質だけでなく、空気中に含まれる余分な水分を吸着したり、乾燥した空気中に溜め込んだ水分を放出したりする調湿効果を備えています。

雑菌は高温多湿の環境を好みますので、炭で湿度を調整すれば雑菌が繁殖しにくい環境を整えることができます。

また、炭は酸化したものを還元するパワーにも富んでおり、酸化した場所を好む雑菌に対して優れた殺菌・抗菌効果を発揮します。

◇炭の消臭効果は種類によって異なる

日本で使われている木炭は「黒炭」と「白炭」の2種類に分類されます。

黒炭は400~700度の窯の中でじっくり焼き、炭化が終わった状態で密閉・消化して作られる物で、酸性の性質を持っています。そのため、アンモニア臭や腐敗臭といったアルカリ性の臭い対策に適しており、トイレやキッチンの消臭に用いられます。

一方、白炭は1,000度以上の高温で熱し、燃えている状態のまま窯から取り出して作られた物で、アルカリ性の性質を持っています。黒炭とは逆に、体臭や汗臭のような酸性の臭い対策に適していて、クローゼットの臭い消しや靴用消臭剤として重宝されています。

このように、炭の種類によって吸着対象が異なるので、メカニズムをしっかり把握したうえで、消臭したい場所に合わせて炭を使い分けるようにしましょう。

お手入れすれば半永久的に再利用OK!炭の消臭効果が持続する期間

炭の孔の面積は1グラムにつきテニスコート1面分に相当すると説明しましたが、大量の臭い物質を吸着すれば徐々に面積が埋まり、物質を吸着する力が低下してしまいます。

炭の消臭効果が薄れてくるタイミングは炭の孔の大きさや数、設置した場所などによって異なりますが、靴用消臭剤や冷蔵庫の脱臭剤として使い始めてから2~3ヵ月間が目安です。

ただし、定期的にお手入れすれば繰り返し使用できます。2~3ヵ月経過したら表面のホコリをはらい、5~6時間ほど陰干ししましょう。注意したいのは、水道水で洗わないことです。炭が水道水に含まれているカルキを吸着してしまい、かえって消臭効果が低下してしまいます。

定期的にお手入れをしっかり行えば、半永久的に靴用消臭剤や脱臭剤として使用できるため、コストパフォーマンスは抜群です。

炭の消臭メカニズムはシンプルだけど効果大!

多孔質の炭は余分な水分や臭い物質を吸着する働きがあり、嫌な臭いを抑える消臭効果が期待できます。実際、炭の消臭メカニズムを応用した靴用消臭剤や冷蔵庫用脱臭剤も市販されており、臭いに悩まされている人の強い味方として重宝されています。

炭の消臭効果は2~3ヵ月経過するとだんだん衰えてきますが、お手入れすれば再利用できます。なるべく費用をかけずに臭い対策をしたい方におすすめです。

なお、炭の吸着作用は黒炭と白炭で異なります。トイレやキッチンに置くなら黒炭を、靴用消臭剤として使う場合は白炭を選んで使用すると家中を効率的に消臭できるでしょう。

リビングプロダクツ株式会社では、一般の木炭と比べて約3倍もの微細な孔が開いている竹炭と銅チップをブレンドした商品を販売しています。

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